30代若手税理士が考える「良い税理士」探しの3つのポイント

30代税理士が考える良い税理士探しのための3つのポイント

こんにちわ!スモールビジネス専門税理士の海老名佑介です!

日頃、税理士事務所を経営している上で、こんなことをよく聞かれます。

  • 良い税理士ってなんですか?
  • どういう税理士を選べば良いですか?
  • 税理士によってどう違うんですか?

これから起業するにあたり、顧問税理士を探そうとしているけど、どんな税理士にすれば良いかわからない、という方は多いと思います。

税理士検索の画面を見ても、みんなスーツにネクタイの写真で、どれも同じに見えますよね。

自己紹介文に、どんなことを出来るか書いてあっても、専門用語ばかりで正直よく分からない。

そして実際、契約してみたら、思っていたのと違う、なんてことも。

そこで今回は、良い税理士とは何かについて、個人の見解をまとめたいと思います。

この記事を読むことで、どんな顧問税理士を選べば、事業が円滑に進むかがわかります。

勤務時代も含めて、税理士業界で10年働く税理士が、実体験をもとにまとめていきます。

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目次

税理士を価格で決めて良いのか?

税理士を価格で決めるのは、ありだと思います。

特に最近は、クラウド会計を使って、ある程度自分で出来るから安くして欲しい、という方が増えたように実感します。

ただ、価格で決める際に注意しておきたい点があります。

税理士に支払う報酬が、自身が依頼したい業務と合致しているかどうかです。

2つの例を用いて説明します。

例1

例えば、会計ソフトへの入力込みで顧問料15,000円/月で依頼するとします。

月の仕訳量は300仕訳くらいです。

300仕訳を会計ソフトへ入力するのに、書類の整理なども含めて、1仕訳1分とすると、5時間(300分)くらいかかることになります。

そうすると、15,000円÷5時間で1時間あたりの単価が3,000円くらいになります。

アルバイトの時給と比較すると、高いと感じるかもしれませんが、それとは話が違ってきます。

これに併せて、税務相談への回答をする時間なども考慮すると、さらに低い単価で税務顧問をすることになります。

ですので、上記の仕訳量くらいで、かつ、税理士からアドバイスも受けたい、となると、顧問料はもう少し高くなってくるのかと思います。

例2

今度は逆に、年商は1,000万円いかないくらいで、クラウド会計である程度、自身で入力ができ、イレギュラーな仕訳だけ確認してほしい。

また、簡単な税務相談は乗ってほしいが、特に補助金の提案などは要らない。という場合はどうでしょうか?

この場合は、顧問料11,000円/月でも、成り立つのではないでしょうか?

もちろん、決算時には、申告書作成がありますので、別途決算申告料をいただくことにはなるかと思いますが、それでもかなりリーズナブルです。

ちなみに、当事務所では、年商ごとに顧問料が決まっています。

ミニマムの顧問料は11,000円/月~になります。

会計ソフトへの入力代行がある場合は、仕訳ごとに料金が決まっています。

100仕訳ごとに11,000円/月といった感じになります。

◯◯に強い税理士で選ぶ際の注意点

◯◯に強い税理士で選ぶ際の注意点ですが、なぜ〇〇に強いで打ち出しているかを読み取った方が良いと思います。

例えば、節税に強い税理士がいたとします。

実際は、どこの税理士事務所でも普通にアドバイスしている内容だったりします。

また、税理士が業者と提携して、節税商品を提案することで、税理士自身が手数料収入を得るために提案しているという可能性もあります。

起業や創業に強い税理士を選ぶ際も注意点があります。

営業のときは、代表税理士が出てきて、しっかりサポートします、と言っておきながら、代表税理士が顔を出すのはそれ以来で、実際に担当につく従業員が業界未経験の新人みたいなパターンもあります。

また、創業に強い税理士を謳っている事務所は、若手税理士が代表の新興の税理士事務所が多いです。

なかには、イケイケで、顧客満足度は二の次で、どんどん拡大していこう、みたいな感じのところもあります。

そんな勢いのある税理士を好む方も、中にはいらっしゃるかと思いますが、その点は注意された方が良さそうです。

実際は、ほとんどの税理士事務所が◯◯に強い、で専門的にやっているかと思いますので、上記のところだけ、注意しておかれるので良いのではないかなと思います。

ちなみに、当事務所はスモールビジネス専門の税理士として打ち出しています。

スモールビジネスの経営は、1人社長でやられている方も多くおりますが、それに対して、当事務所も代表税理士がお客様を直接担当しています。

また、クラウド会計やオンラインツールを駆使することで、リーズナブルな顧問料でサービスを提供しています。

必ずしも近隣の税理士で選ぶ必要はない。

税理士事務所を選ぶポイントの一つとして、近隣の税理士かどうかというのがあります。

近隣の税理士を選ぶ理由として、

  • 何かあった時にすぐにコンタクトが取れる
  • なんとなく近くにいると安心
  • 街の雰囲気などを知っているため、話が合いそう

といったものがあるかと思います。

税理士が近隣であることに越したことはないでしょう。

ただ、地域によっては、近隣に税理士がそこまでおらず、選択肢が少ないということもあります。

特に、税理士業界も、高齢化が進んでいるため、同年代の税理士が良いのに、近隣は高齢の税理士ばかり…ということもあります。

そこで思い切って、オンライン対応の税理士を探すというのもありです。

近隣の税理士を選ぶ理由として、何かあった時にすぐにコンタクトが取れるというのがありましたが、至急何か税理士に用事があるということは、ほとんどないと思います。

またあったとしても、チャットでのやり取りで解決することがほとんどです。

なんとなく近くにいると安心、というのは確かにあるとは思いますが、それで事業にどれだけ影響が出るかというところです。

税務調査が入った際などは、遠方の税理士だと、交通費の実費を支払う必要が出てくるなどあると思いますが、そこを加味しても、気の合う若手のオンライン対応の税理士を探した方がメリットは大きいのではないかと思います。

当事務所も、オンライン対応を積極的に行っており、基本的なやり取りもチャットで、気軽に連絡が取れるようになっています。

ZOOMでの面談は画面共有もできるため、会計ソフトの画面を共有することができ、リアルでお会いして面談するよりも、濃い打ち合わせが出来たりもします。

まとめ

今回は、良い税理士とは何かについてまとめました。

良い税理士かどうか、定義は人それぞれになります。

人によって合う合わないというのは出てきます。

なので、最終的には、自身のフィーリングが税理士選びにおいては大事になってくるのかなと思います。

そこを、「とにかく安い税理士」という観点で選んだり、「税金を払いたくないから節税に強い税理士」という観点で選んでしまって、痛い目を見てきている方をたくさん見てきました。

経営をしていく上で、良い取引先を見つけるのと同じように、良い税理士を見つけることは事業を円滑に進めていく上で重要なことでしょう。

今回、記事を読んでいただいた方の中で、スモールビジネスの経営をされている方や、一人社長の方は、当事務所との顧問契約をご検討いただける方は、ぜひ下記の初回無料面談のお問い合わせをいただければと思います!

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この記事を書いた人

ebitaxのアバター ebitax 代表税理士

1987年生まれ。千葉県千葉市出身。海老名オンライン税理士事務所・代表税理士。東京税理士会豊島支部所属(税理士登録番号142906)ひとり社長専門の税理士として、オンラインツールを駆使して、リーズナブルな顧問料でも代表税理士がお客様の担当になる。

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