最近、ひとり社長という言葉をよく耳にするようになりましたよね。
- 自分は人を雇うのも雇われるのも苦手
- インターネットビジネスなら一人でも出来そう
- これからは個の時代になるはず
このように思われる方が増えてきているのではないでしょうか?
私自身も、税理士として独立する前は、サラリーマンとして働いていましたが、どうしても他人の目を気にしたりしてしまい、組織の中での仕事がうまくいかないと感じていました。
そのため、税理士事務所を開業してから今日まで、ひとり税理士をしています。
「経営者は組織を拡大してこそ、社会貢献だ!」という声が聞こえてきそうですし、考えが甘いと思われるかもしれません。
ただ、人間には一人ひとり適材適所というものがあると思いますし、ひとり社長はIT環境が発達した今の時代にも合っているのではないでしょうか。
そこで今回は、自身もひとりで税理士事務所を経営する若手税理士の私が、ひとり社長のススメについてまとめました。
今ひとりで起業するか悩んでいる方は、この記事を読むことで、起業への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
また、私自身、ひとり社長の顧問税理士として、ひとり社長の経営をサポートしております。
ご興味ある方は、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください!
ひとり社長の可能性は無限大
ひとり社長は、全て自分の判断で事業を進めることができます。
何かやりたいことがあったときに、誰の目を気にする必要がありません。
だからこそ、ひとり社長の可能性は無限大なんです。
人生は一度しかありませんので、やりたいことを思い切ってやるということがあっても良いのではないかと思います。
やりたいことを思いっきりやったら、収入が…という声も聞こえてきそうです。
それは、生活レベルをコントロールすれば解決する話です。
もちろん「ガンガン稼いで、豪勢な暮らしがしたい」ということがやりたいことであれば、それをやれば良いです。
一旦、収入のことは忘れて、やりたいことに没頭してみるのもありではないでしょうか?
それが実現できるのが、ひとり社長という生き方だと思います。
私自身も、趣味のベンチプレスに情熱を注いでいます。
トレーニングはほぼ毎日行っています。
一回のトレーニングに、準備やジムに行く往復の時間も含めて、4時間近くになりますから、結構な時間を費やしてると思います。
それでも、ベンチプレスという趣味を追求することで、心と肉体の健康を得ることができますし、趣味を通じた素晴らしい人との出会いもできています。
そこで出会った方と仕事に繋がるなんてこともあると思います。
自分の楽しいと思うことをやっていたら、気づいたらそれが仕事になっていたなんてとても素晴らしいと思いませんか?
ひとり社長には辛いこともある
ひとり社長には、辛いこともあります。
- 孤独を感じる
- 自分の考えに意見をしてくれる人がいない
- 身体を壊したときのリスク
- ひとりブラック企業になる可能性
孤独を感じる
ひとり社長は、基本的に独りで仕事をします。
従業員を雇用したりしていれば、仕事中に従業員とおしゃべりしたりして、孤独を感じることは少ないでしょう。(従業員を雇用していても、経営者は孤独という話もありますが…)
私も、日常業務では、しゃべり相手がいなくて困っています…
なので、オンライン対応に積極的な税理士事務所ではありながらも、リアルでお客様に会いに行ったりもしています。
自分の考えに意見をしてくれる人がいない
従業員を雇用していれば、自分のやろうとしていることに対して、反対意見を言ってきたりすると思います。
それはそれで、鬱陶しいなと思うこともありますが、実際にひとり社長をしていて、全て独断で物事を進めていると不安になるときがあります。
私自身も、税理士という仕事柄、税制改正など、日々変化することがあります。
そんなときに、ひとりで税理士をしていると、時には不安になることもあったりします。
身体を壊したときのリスク
ひとり社長で、身体を壊してしまったら大変です。
他に代わりがきかないからです。
特に、自分にしかできないこと(独自のデザイン作成をしてるとか)をやっている方が、身体を壊してしまったら、収入が激減してしまいます。
私自身も身体を壊してしまったら、税務申告書の代理作成などができなくなってしまうため大変です。
ひとりブラック企業になる可能性
ひとり社長は、独りで何でもこなさなければなりません。
そんな中で、仕事が溢れてしまったら、ひとりブラック企業が出来上がってしまいます。
ひとり社長だと、土日祝など関係なく働いてしまいがちです。
自由に時間を使えるということは魅力的ではありますが、時間の使い方を間違えると危険な状態になりかねません。
自身の例で言うと、入力作業が大量に発生する案件を安請け合いしてしまったりしたときに、ひとりブラック企業化します。
その案件に集中してしまうことで、新規のお客様の開拓にも時間が割けなくなってしまうため、そういった意味でもマイナスになります。
ひとり社長はひとりだけど独りじゃない
先ほど、ひとり社長の辛いことについて、四つほど挙げてきました。
しかし、上記で挙げたひとり社長のつらい部分は、別の形でカバーすることができます。
- 積極的に情報発信することでフィードバックをもらう。
- 健康管理する。
- 保険に加入する。
- 外注の方にサポートを依頼する。
これらのことをすれば、ひとり社長のリスクヘッジをすることができます。
積極的に情報発信することでフィードバックをもらう
ひとり社長として、仕事をこなしていると、誤った方向に向かっていたとしても、意見をしてくれる人がいないため、軌道修正が難しいです。
今は、SNSなどもありますし、あらゆる手段でコミュニケーションを取ることができます。
SNSなどで、積極的に自分の考えを情報発信することで、誰かしら意見をしてくれるかもしれません。
また、自ら交流会などの場に積極的に参加したり、人脈作りをして、情報交換できる場所を作るのも良いのではないでしょうか?
健康管理する
ひとり社長で身体を壊してしまうと、業務が滞ってしまうかもしれません。
そうならないためにも、健康管理は重要なことかと思います。
- ジムに通う
- 食事に気をつける
- ストレスを溜めすぎない
これらのことを行うことで、息の長いひとり社長経営ができるのではないでしょうか?
保険に加入する
いくら、健康に気を遣ったからと言って、100%ケガや病気にならないということは難しいと思います。
そこで、収入保障の保険に入るなどを検討しても良いと思います。
外注の方にサポートを依頼する
ひとり社長だからといって、全ての業務を自分で行わなければいけないかというとそんなこともないと思います。
誰でもできる作業は、外注のサポートを依頼するのも良いのではないでしょうか?
外注であれば、雇用よりもしがらみは少なくなります。
今は、クラウドワークスやランサーズなどで、依頼したい業務を募集すれば、わりと応募があると思います。
まとめ
今回は、ひとり社長のススメとして、ひとり社長の良いところ、悪いところ、そして、悪いところをどうカバーしていくかについてまとめました。
ひとり社長は、ストレスフリーな働き方を実現できます。
一方で、孤独を感じやすく、また、自分が今やっていることの方向性が合っているかということがわかりづらいです。
ひとり社長にとって、最も必要な存在は、こんな存在ではないでしょうか?
- 自分の考えに共感してくれる話し相手
- 自分の考えの整理をしてくれる壁打ちの相手役
私は、ひとり社長の顧問税理士として上記のような役割を果たしたいと考えています。
顧問税理士が、ひとり社長に向けてどんなことができるかについても記事を書いていますので、こちらも御覧ください。
顧問税理士には、税務申告だけではなく、話し相手にもなってほしい。
そんな方がおりましたら、ぜひ下記のお問い合わせフォームより初回無料面談のご相談いただければと思います。
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