こんにちわ!ひとり社長専門税理士の海老名佑介と申します!(プロフィールはこちら!)
最近、仕事に追われてほとんど睡眠時間が取れていません…
ひとり社長には、出勤時間も退勤時間もありません。
何時間仕事しても、法律には違反しません。
逆に、朝遅く起きて仕事をし始めても、昼間に遊びに行っても、誰にも怒られません。
よく、どれが仕事でどれがプライベートなのか分からないということをよく耳にします。
だからこそ、怖いのがひとりブラック企業化です。
そこで今回は、ひとり社長がひとりブラック企業化しないための考え方についてまとめました。
現在、常に仕事に追われている感じがするというひとり社長の方々にとって、参考になる記事を書きました。
自分自身が、ひとり税理士として、ストレスフリーで働くために意識している考え方を書いています。
ぜひ、最後まで読み進めてください!
ひとり社長は考え方をひとつ変えるだけで、働き方を劇的に変えることができると思います!
ぜひ、この記事を参考にしてください!
ひとりブラック企業化する人の特徴
よく、どれが仕事でどれがプライベートなのか分からないという方を見かけます。
それが、本当に仕事を楽しんでやっているのであれば全く問題はありません。
ただ、知らないうちに、ひとりブラック企業化している可能性もあると思います。
ひとりブラック企業化する方の特徴を考えました。
- 断れない
- 安請け合いしてしまう
- 時間関係なく仕事してしまう
これらの特徴について、より詳細に説明します。
断れない
どんな仕事の依頼でも断れずに、引き受けてしまう方がいます。
- この仕事を断ると次の仕事が来なくなるのではないか?
- 依頼いただいた仕事は断るべきではない
- 断ったら嫌われるのではないか?
こんな気持ちが働くのだと思います。
自分自身も、そうでしたし、意識していないと今でも断れずに引き受けてしまうことがあります。
仕事を引き受けてから、毎回後悔してしまうのですが、つい「はい、やります。」と言ってしまいます。
自分の意に沿わない仕事や、忙しいときは、強い意志をもって断るようにしましょう。
つい、その場のノリで仕事を引き受けてしまうことってよくありますよね。そうならないためにも、自分の仕事の基準を持って、その基準から外れるものは断るようにしよう。
安請け合いしてしまう
特に起業したばかりで、仕事がないと、何も考えずにとにかく安い価格で仕事を受けてしまいがちです。
自分も同様に税理士事務所を開業した当初は、安い価格でスポットの決算作業などを引き受けてしまっていました。
結果的に、深夜まで、お客様からお預かりした資料と格闘する日々が数日続くことになりました。
安請け合いしてしまうと、その分だけ量をこなさなくてはなりません。
一度、安請け合いしてしまうと、クセになりがちです。
冷静な状態なときに、自身の商品の価格表のようなものを作成して、基準を作りましょう。
その基準から外れる仕事は機械的にお断りするくらいの気持ちで良いかもしれません。
仕事を安請け合いしてしまうことで、深夜作業だったり、数日間他の仕事ができなくなる可能性もあります。
それは、既存のお客様に対しても失礼になるため、安請け合いはしないように意識しています。
時間関係なく仕事してしまう
時間関係なく仕事をする方がいます。
それはそれで素晴らしいことだと思いますし、自分には真似できません。
ただ、意識的に仕事をしない時間を作るということも精神面を考えると必要なことだと思います。
ひとり社長には、出勤時間も、退勤時間もなく自由な時間に働くことができます。
それは、裏を返すと、何時間働いても誰も止めてくれないということになります。
そのために、知らないうちに、肉体的にも精神的にも疲労が蓄積されて身体を壊してしまうということも考えられます。
自分自身は、土日祝や夜の時間帯は、お客様からのメッセージは意図的に見ないようにしています。
メッセージを見てしまうと、すぐ返信したくなってしまいますし、返信をしないようにしても、お客様からのメッセージのことが頭から離れなくなってしまいます。
また、開業当初は、自宅を事務所として仕事をしていましたが、お客様の資料が自宅にあって、いつでも目に入る状況というのはストレスになると思いました。
そのため、事務所を借りることにしました。
ひとり社長は、良い仕事をするためにも、仕事を意識的に忘れる時間も作った方が良いと思います。
自分のなかでの固定観念を疑ってみる
ひとりブラック企業化する方は、固定観念に縛られやすい方が多いです。
〜しなければいけない。ということが多ければ多いほど、そこに時間を費やすことになります。
例えば、こんな固定観念があります。
- 文章をチェックするときは、紙で印刷しなければならない
- 電話対応は必ずしなければならない
- 打ち合わせは直接会わなければならない
文章をチェックするときは、紙で印刷しなければならない
文章をチェックするときは、紙で印刷してチェックしないと不安だというのは、よく耳にすることです。
自分が以前、所属していた会社では、お客様に送るメールの文章も、紙に印刷してチェックしてから送信していました。
紙で印刷してチェックしたときと、パソコンの画面上でチェックしたときで、どのくらいミスの確率が減るのかは定かではありませんが、ほとんど変わらないのではないでしょうか?
そもそも、紙で印刷したほうがミスが減るという根拠もないような気がします。
そうだとすると、非常に時間の無駄です。
印刷しない勇気を持ちましょう。
自分がお勧めするのは、富士フィルムが提供しているDocuWorksというツールです。
DocuWorksを使うことで、わざわざ紙に印刷せずとも、チェックマークをつけたり、付箋を貼ったりすることができます。
お客様からの電話には、すぐ返事をしなければならない
電話は、お互いの時間を奪うツールだと思います。
電話を完全に否定するわけではありませんが、使い方を考えた方が良いです。
「お客様からの電話には、すぐ返事をしなければならない」という固定観念も捨てるべきです。
今は、チャットツールがたくさんあります。
一次的なご連絡は、チャットで連絡していただき、通話をする際はあらかじめ時間調整をしていただくようにしましょう。
電話を辞めて、チャット中心にすることは、やり取りの記録という意味でも、効果を発揮します。
ホリエモンがこんな歌を歌っていたのも思い出しました。
ひとり社長の電話の使い方については、こちらの記事でもまとめていますので、あわせてお読みください。
打ち合わせは直接会わなければならない
打ち合わせは、リアルで会いしてこそ、お客様との信頼関係が高められる。
この考え自体は、否定しませんし、自分もそう思います。
ただ、直接会うための、移動コストなどを考えると、無駄なこともあります。
お客様も、必ずしも直接会うことを求めていないと思いますし、むしろ、オンラインのほうが楽と考える方もいます。
自分は、積極的にZoomを使っています。
初回の面談であったり、親睦を深めるといった目的のときには、もちろんリアルでお会いすることもあります。
Zoomは、画面共有することができるので、会計ソフトの画面を見ながら話をしたいときに効果を発揮します。
オンラインツールに対する自分の考え方については、下記の記事でもまとめていますので、参考にお読みください。
固定観念に囚われてひとりブラック企業化しないために、以下のようなことを常に自問自答しましょう。
・これは果たして本当に今やらなければいけない仕事なのか?
・それが本当に顧客の満足に繋がっているのか?
・もっと他に良いやり方はないか?
やらないことを決めておく
ひとりブラック企業化しないために、やらないことをあらかじめ決めておいた方が良いです。
自分がひとり税理士をやるうえで、やらないと決めていることは主に以下の通りです。
- 料金表から逸脱した値引き
- 苦手だと感じた方とのお付き合い
- 土日祝の税理士としての仕事
- 積極的な電話の活用
やらないことについては、定期的に見直した方が良いです。
自分もはじめのころは、「電話は全くしない」と決めていましたが、事業を進めていく上で、明らかに電話で話したほうが速やかに解決するという場面もあります。
そのために、「電話を全くしない」から「積極的に電話を活用しない」に変更しました。
やらないことを決めすぎて、顧客満足を下げるのも違うと思います。
定期的に見直して、柔軟性も保てるようにしましょう。
趣味の時間も大事な理由
ひとりブラック企業化してしまう原因として、仕事のことしか考えなくなってしまうということもあります。
仕事が趣味だという方もいます。
自分の考えとしては、仕事は仕事で、全く別の趣味を持った方が良いというところです。
自分自身の趣味は、ウェイトトレーニングです。
最近は特に、ベンチプレスの記録を上げることに熱中しています。
最近は、競技ベンチプレスをしている方から、指導を受けて、大会にも出場したいと考えています。
自分は、この趣味があることで、仕事にも良い影響が出ています。
気分転換という意味でもそうですし、この趣味を続けていくにしても、お金がそれなりにかかります。
だからこそ、仕事もより良いクオリティで行っていかなければならなくなります。
また、趣味の時間を捻出するために、仕事をいかにして効率化するかということを考えるようにもなります。
皆さんも、ぜひ趣味を持って、人生を充実させましょう。
まとめ
今回は、ひとり社長がひとりブラック企業化しないための考え方についてまとめました。
ひとり社長は、仕事をする時間が無限にあります。
ただ、人生を充実させるためにも、視野の狭い仕事人間で終わってしまってはいけないと思います。
だからこそ、仕事には自分だけの決まり事を作り、家庭や趣味などの時間も捻出していくべきです。
自分は、ひとり社長専門の顧問税理士として、自身でもひとり事務所経営を実践しています。
その考え方なども、税理士顧問契約のなかで、お伝えしていきたいと考えています。
当事務所で税理士顧問契約をご検討いただけるという方は、ぜひ下記の初回無料面談からお問い合わせください!
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