こんにちわ!あんしんオンライン税理士の海老名佑介です!(プロフィールはこちら!)
記帳代行を税理士に依頼したほうが良いか悩んでいます……どうすれば良いでしょうか?
税理士に記帳代行を依頼すると、コストが増えるため、悩ましいところですよね。
会計ソフトへの入力……はじめは、自分でやってみようと思ったけど、なかなか進まないし、分からないことだらけで骨が折れそうになりますよね。
なんとか、自分で入力したとしても、正しく仕訳できているか不安になると思います。
そこで、選択肢として浮上するのが税理士に記帳代行を依頼するということです。
ひとり社長でも、創業当初から、売上アップを狙っていくのであれば、会計ソフトへの入力は税理士に依頼したほうが良いです。
この記事では、「自計化」と「記帳代行」それぞれのメリット・デメリットについてまとめました。
- ひとり社長の会社における自計化のメリット・デメリット
- ひとり社長の会社における記帳代行のメリット・デメリット
- ひとり社長の会社は記帳代行と自計化どちらを選択すれば良いかのポイント
当事務所は、ひとり社長の会社向けでオンライン対応ができる税理士事務所です。
- チャットやzoomでのやり取りで良いから、代表税理士にカジュアルに対応してもらいたい
- 従業員は雇っても5名くらいまでで、拡大を考えていない
- 適切な節税をしながら、お金に困らない経営をしていきたい
- 面倒な税務会計は丸投げして、営業活動に集中したい
このようにお考えのひとり社長は、ぜひ当事務所の初回無料面談にお問い合わせください!
あんしんオンライン顧問税理士の詳細や料金表などは、こちらの記事もお読みください。
クラウド会計の台頭により自計化しやすくなっている
自計化とは、会計ソフトへの入力を自社で行うことです。
この数年で、クラウド会計の機能が著しく進化しています。
クラウド会計といえば、以下の3社が代表的です。
どのクラウド会計を使用するにしても、以前より自計化しやすくなりました。
自計化しやすくなった要因としては、以下が考えられます。
- 「クラウド会計と銀行やクレカの連携」「領収書スキャン」によって手打ちの数が減った
- freeeのように、複式簿記の知識があまりなくても入力ができるようなシステムが開発された
- インターネットによっていつでもどこでもアクセスがしやすくなった
- 会計事務所とのデータ受け渡しが不要になった(クラウド上で会計データを共有できるようになった)
もちろん、以前より自計化しやすくなったとはいえ、ある程度の複式簿記の知識は必要です。
それでも、これまでより最小限の知識である程度の入力ができるようになったと言えます。
ただ、自計化だとしても、顧問税理士に入力の確認をしたもらったり、一部の難しい仕訳については、入力してもらったほうが良いです。
また、令和5年10月1日からインボイス制度が開始され、消費税の処理が少しだけ複雑になります。
消費税の処理に関しては、どのようにルーティン化していくべきかは検討されたほうが良いでしょう。
- 消費税の対象となる取引か?
- 消費税率は10%か?軽減税率8%か?
- 支払先はインボイス事業者か? etc.
インボイス制度が始まったら入力面倒そうですね……
ひとり社長の会社における「自計化」のメリット・デメリット
ここではひとり社長の会社における「自計化」のメリット・デメリットについて解説します。
ひとり社長の会社における自計化のメリット
ひとり社長の会社における自計化のメリットは以下のとおりです。
- 税理士に依頼するコストが削減できる
- 自社のお金の流れが把握できる
- 経理の知識向上
税理士に依頼するコストが削減できる
自計化することで税理士に依頼するコストを削減することができます。
通常、税理士事務所へ記帳代行を委託する場合、記帳代行料が発生します。
ちなみに、あんしんオンライン税理士では下記のとおり、仕訳数に応じた記帳代行料になっています。
仕訳数 | 記帳代行料 |
~100仕訳 | 11,000円/月 |
101~150仕訳 | 16,500円/月 |
151~200仕訳 | 22,000円/月~ |
201~250仕訳 | 27,500円/月~ |
250仕訳以上 | 別途お見積り |
比較的リーズナブルな価格に設定しています。
自社のお金の流れが把握できる
自計化によってお金の流れがタイムリーに把握できます。
迅速な経営判断が求められる場合などは、リアルタイムで経営数字が確認できるため、ビジネスチャンスやリスクを即座に捉えることができます。
経営数字をベースに経営判断すべきですよね。
経理の知識向上
はじめから自計化していることで、社内で経理のノウハウが蓄積されることになります。
今回の記事は、ひとり社長向けですが、後々組織化することがあるかもしれません。
経理の経験者を採用するのが困難なケースもありますので、その際には役に立つかもしれません。
ひとり社長の会社における自計化のデメリット
- ある程度の複式簿記の知識が必要になる
- 会計ソフトへの入力の時間が取られる
- 会計ソフトへ入力できる人材を採用できない
ある程度の複式簿記の知識が必要になる
クラウド会計の台頭によって、複式簿記の知識がなくても入力できるようになってきているとはいえ、それでもある程度の知識は必要になります。
簿記3級くらいの知識は必要になると思います。
「仕訳帳」「総勘定元帳」「残高試算表」などの用語もわからないまま、会計ソフトへ入力するのはやめておいた方が良いでしょう。
基礎知識がないまま進めても、そもそも何のために入力しているのか分からなくなりますよね。
会計ソフトへの入力の時間が取られる
クラウド会計の台頭で、入力の時間も大幅に削減できるようになりましたが、入力が完全に自動化されるわけではありません。
また、起業当初の段階ではクラウド会計の使い方そのものを覚えるのにも時間が取られてしまいます。
正しく入力できているかどうかもわからず、不安を抱えたまま入力するというのもストレスになります。
そのストレス自体が時間を取られる要因になります。
通帳とクレカを連携すれば勝手にクラウド会計が帳簿を作成してくれるわけではないんですね……
会計ソフトへ入力できる人材を採用できない
ひとり社長の場合、事務作業だけお願いするパート人材を採用するということも考えられるでしょう。
ただ、会計ソフト入力経験者を採用するというのも難しいと思いますし、他に頼む仕事がなければ、何も仕事をしていない時間に対しても、給料を払うことになってしまいます。
パートの方に給料を払うようり、税理士事務所に記帳代行料を支払った方が結果的に安くなる可能性が高いです。
ひとり社長の会社における「記帳代行」のメリット・デメリット
ここではひとり社長の会社における「記帳代行」のメリット・デメリットについて解説します。
ひとり社長の会社における記帳代行のメリット
- 会計ソフトへの入力の手間や時間を削減できる
- 余計なことを考える必要がなくなり、本業に集中できる
- 正確な決算書を作成することができる
会計ソフトへの入力の手間や時間を削減できる
記帳代行を税理士に依頼することで、日々の経理作業から解放されます。
会社側でやっていただくことは、領収書や請求書を送っていただくだけになります。
あんしんオンライン顧問税理士では、「Google Drive」「Dropbox」「チャットでのデータ添付」を使ってペーパーレスでやり取りできますので、郵送の手間も省けます。
郵便て地味に面倒なので、データでのやり取りはありがたいですね。
余計なことを考える必要がなくなり、本業に集中できる
「この仕訳は正しくできているのか……?」などの不安を抱えたままでは、本業に集中できませんよね。
ひとり社長の本業は「マーケティング活動」です。
お金の流れを掴むのは重要なことですが、会計ソフトへの入力作業そのもので掴むことができるわけではありません。
社長は出来上がった試算表を確認できれば十分です。
自分がすべきことは何なのかをよく考えましょう!
正確な決算書を作成することができる
税理士が記帳代行することで、当たり前ですが、正確な決算書を作成することができます。
税務署に対してはもちろんですが、金融機関に対しても、良い評価が得られることに繋がります。
勘定科目の使い方などでも金融機関の心証は変わってくると思いますので、そこは専門家に任せてしまったほうが良いところです。
ひとり社長の会社における記帳代行のデメリット
- 税理士に記帳代行を依頼するコストが発生する
- 経営数字の情報が若干遅れる
- 記帳業務を外部に依存することになる
税理士に記帳代行を依頼するコストが発生する
税理士に記帳代行を依頼することで、コストが発生します。
ほとんどの税理士事務所が、仕訳の分量に応じた記帳代行料を設定しています。
時間をお金で買って、売上を上げるための時間に充てるというイメージになります。
それでも、経理のパートを雇うより安いかもしれませんね。
経営数字の情報が若干遅れる
税理士に記帳代行を依頼する場合、試算表が完成するまでに、以下のような工程を経ます。
「会計資料を集める」⇒「会計資料を税理士事務所に送る」⇒「税理士事務所で入力してもらう」⇒「税理士事務所からの確認事項に回答する」
そのため、経営状況をタイムリーに把握することが難しくなります。
あんしんオンライン税理士は、データをお預かりしてから遅くとも2週間以内には入力を完了するようにしています。
記帳業務を外部に依存することになる
記帳代行を税理士に依頼すると、会計資料の整理から会計ソフトへの入力までを丸投げすることになります。
そのため、会計周りを外部に依存することになってしまいます。
万が一、依頼している税理士に何かあった場合は、会計に関する対応が難しくなる可能性があります。
例えば、金融機関から融資を受ける際に、決算書のことで質問を受けたときに、税理士に聞かなければ分からないという状態になることがあります。
税理士が病気で倒れてしまったり、税理士を途中で変更したりすると「決算書について、誰に聞いても分からない」という状態になる可能性はあります。
税理士はコロコロ変えないほうが良いかもですね。
まとめ:創業当初から売上アップを狙っていくなら記帳代行
ここまで、ひとり社長の会社における「自計化」「記帳代行」それぞれのメリット・デメリットについてまとめました。
ひとり社長の本業は「マーケティング活動」です。
起業当初から売上アップを目指していくのであれば、税理士に記帳代行を依頼してしまうのが良いでしょう。
記帳代行で空いた時間を、マーケティング活動に費やしていけば、売上アップに繋がり、コストはすぐに回収できるのではないでしょうか?
いずれ、ひとり社長から組織化することになった際は、経営状況をタイムリーに把握していく必要も出てくると思います。
その際は、記帳代行から自計化に移行されることをお勧めします。
あんしんオンライン顧問税理士では、100仕訳ごとに11,000円/月という比較的リーズナブルな価格で記帳代行業務をお引き受けしております。
記帳代行から自計化に移行する際は、顧問契約のなかでサポートさせていただきます。
当事務所で、顧問契約と記帳代行業務のご依頼をご検討いただける方は、まずは下記の初回無料面談にお問い合わせください!
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